開設趣旨と経過・基本データ
大阪府では、消費人口の増加やその地域的分布の変化、出荷体制の大型化、自動車輸送の急増等の生鮮食料品流通を取り巻く環境、情勢の変化に対応し、効率的な集分荷活動と適正な価格形成を行う必要から、昭和53年5月、特に都市化の進展と人口増加が著しい北大阪地域のほぼ中央に位置し、交通の要衝にある茨木市に中央卸売市場を開設しました。 その後も、鮮度の高い食品を供給するため近郊売場の拡張や、様々な食品の鮮度を保持しながら産地から消費者に届けるコールドチェーン化に対応した低温卸売施設及び冷蔵庫棟の増設、更には環境問題への対応から発泡スチロール処理場の新設、広域流通拠点にふさわしい物流基地機能を強化するための立体駐車場の新設、また、生ごみの減量化及びリサイクルの取組みなど、時代の流れに即した市場整備を進めています。 開設以来、隣接する加工食品卸売場と一体となり、『府民の台所を支える総合食品供給基地』の役割を果たしています。 現在、当市場においては、卸売市場をめぐる状況が厳しさを増す中で、当市場が生鮮食料品の流通の基幹的インフラとして、今後も健全に発展し、その機能を十全に発揮していくため、「経営展望(平成24年3月)」を策定し、府・市場関係者が一体となって、『競争力のある総合食料物流基地』を目指して取り組んでいます。 また、民間のノウハウを導入して、施設の管理運営をより一層効果的、効率的に行うことにより、市場の活性化に資するため、平成24年4月1日より指定管理者制度を導入しました。
これまでの経過
昭和42年7月26日 |
国の中央卸売市場審議会が大阪北部に開設を答申 |
昭和43年12月28日 |
都市計画決定 |
昭和45年7月 |
市場用地を全面取得 |
昭和46年から47年 |
実施設計、敷地造成及び地盤改良工事 |
平成6年4月 |
荷捌場兼立体駐車場完成 |
平成24年4月1日 |
指定管理者制度を導入 |
基本データ
開設者 |
大阪府 |
開設区域 |
茨木市、大阪市(東淀川区、旭区、城東区、淀川区及び鶴見区)豊中市、 池田市、吹田市、高槻市、守口市、枚方市、寝屋川市、大東市、箕面市、 門真市、摂津市、東大阪市、四条畷市、交野市、島本町、豊能町、能勢町 |
施設規模 |
敷地面積:201,351平方メートル 建築面積:90,822平方メートル 延床面積:134,982平方メートル |
総事業費 |
269憶円 |
場内業者 |
卸売業者 |
青果部:2社 |
水産物部:2社 |
仲卸業者 |
青果部:43社(野菜26社・果実17社) |
水産物部:45社(鮮魚34社・塩干11社) |
売買参加者 |
54人(近郊野菜) |
関連事業者 |
35業者 |
取扱品目 |
野菜・果実・生鮮水産物・加工水産物 |
せり時間 |
野菜 |
午前5時15分から朝市 |
午前9時30分から昼市 |
午前6時から近郊野菜(季節により変動あり) |
果実 |
午前8時00分から |
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生鮮水産物 |
午前4時15分から太物類 |
午前5時10分から一般、近海物 |
加工水産物 |
午前4時40分から四十物 |
午前5時からちりめん |
開場日数 |
253日(2022年) |
種類別市場取扱高(2022年)
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数量(t) |
金額(百万円) |
主要品目別取扱数量上位3 品目 |
野菜 |
134,991 |
33,603 |
1.キャベツ 2.タマネギ 3.白菜 |
果実 |
53,652 |
22,414 |
1.青バナナ 2.みかん 3.すいか |
生鮮水産物 |
15,533 |
16,577 |
1.養殖まだい 2.天然ぶり 3.天然はまち |
冷凍水産物 |
2,355 |
3,458 |
1.冷凍きわだ 2.冷凍かれい 3.冷凍さけ |
加工水産物 |
9,396 |
11,207 |
1.揚物 2.塩さば 3.ちりめんかまあげ |